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WG(シェアハウス)から始めるのが現実的

ドイツに着いてすぐ自分だけのアパート(1-Zimmer-Wohnung)を借りるのは、正直かなり難しいです。ドイツでは賃貸契約にSCHUFA(信用情報)や収入証明、前の大家からの推薦状(Mietschuldenfreiheitsbescheinigung)などが求められることが多く、ワーホリで来たばかりの外国人にはハードルが高い。

そこで現実的な選択肢になるのがWG(Wohngemeinschaft)、つまりシェアハウスです。WGなら大家との正式な契約ではなく、既存の入居者とのサブリース的な形になることが多いので、書類のハードルがぐっと下がります。僕もまずWGで3ヶ月暮らし、その間に信用を積み重ねて、最終的に自分のアパートを見つけました。

WGの家賃はフランクフルトの場合、1部屋で月450〜650ユーロ程度(Warmmiete)。ベルリンミュンヘンでも似たようなレンジですが、フランクフルトは金融都市だけあって全体的にやや高めです。

主要サイト:ImmoScout24, WG-Gesuchtも

ドイツの家探しで使うサイトは、大きく分けて2つあります。まずはImmoScout24。ドイツ最大の不動産ポータルで、1人暮らし用のアパートから家族向けの物件まで幅広く掲載されています。ただし、人気物件は掲載から数時間で数十件の問い合わせが入るので、スピードが命です。

もうひとつはWG-Gesucht。こちらはWG専門のサイトで、シェアハウスの空き部屋を探すならここが一番。プロフィールを丁寧に書いて、自己紹介メッセージを1件1件カスタマイズして送ることが大事です。テンプレートのコピペは一瞬でバレます。

ここで重要なのが、Kaltmiete(カルトミーテ)とWarmmiete(ヴァルムミーテ)の違いです。Kaltmieteは「冷たい家賃」、つまり家賃の基本料金のこと。Warmmieteは「温かい家賃」で、暖房費や管理費(Nebenkosten)が含まれた金額です。物件情報を見るときは必ずどちらの表記かを確認してください。たとえばKaltmiete 500ユーロと書いてあっても、Nebenkostenが150ユーロ追加されてWarmmieteは650ユーロになる、ということはよくあります。さらに電気代やインターネット代は別途かかるのが一般的です。

ドイツのアパート探しのイメージ

内見で必ず確認すべきこと

内見(Besichtigung)にこぎつけたら、以下のポイントを必ずチェックしてください。

  • Anmeldung(住民登録)が可能かどうか:ドイツでは引っ越し後2週間以内にAnmeldung(住民登録)をする義務があります。これには大家からのWohnungsgeberbestätigung(入居確認書)が必要。サブリースやAirbnb的な物件ではこの書類を出してもらえないケースがあり、そうなると住民登録ができず、銀行口座の開設やビザの延長にも支障が出ます。最優先で確認すべき項目です。
  • 最低契約期間(Mindestmietdauer):ワーホリビザは最長1年なので、2年縛りの契約は避けたいところ。
  • 退去通知期間(Kündigungsfrist):ドイツでは通常3ヶ月前の退去通知が必要です。短期滞在者には厳しいルールなので、事前に交渉の余地があるか確認しましょう。
  • 水回りとカビの有無:ドイツの古い建物はカビが発生しやすい。窓枠や浴室の隅を必ずチェック。

内見では他の応募者と一緒に回る「集団内見」が一般的です。10人以上が同時に来ることも珍しくありません。その場で大家と少しでも会話をして印象を残すのがコツです。

「最初の2週間で30件以上メッセージを送って、返信が来たのは3件。内見できたのは2件。でも、その2件目で決まった。数を打つしかないというのがドイツの家探しの現実です。」

ドイツの家探しは忍耐力が試されます。でも、正しい方法で根気よく続ければ、必ず見つかります。到着前からWG-Gesuchtに登録してプロフィールを作っておくこと、到着後は毎日サイトをチェックしてすぐにメッセージを送ること。この2つを徹底するだけで、状況はかなり変わるはずです。焦らず、でも手は止めずに。頑張ってください。

TW編集部
TW編集部より